- はじめに
- 構築詳細画像
- 構築経緯(採用順)
- コンセプト
- 個別紹介
- 選出について
- 重いポケモン
- レギュG環境における奇襲性能(メタ)の優秀さ及び噛み合い要素を下げる事への関係性(レギュG感想)
- 終わりに
- Special Thanks
はじめに
こんにちは、ケロムと申します。
今回、S21にて初の最終2桁、段階的目標であったR2050以上を達成できましたので、構築記事を残します。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
構築詳細画像
構築経緯(採用順)
黒バドレックス
3ヶ月使い続けた、いや、愛し続けたパートナー。
S19から強いと信じていたメガネ地面テラスで続投。
連撃ウーラオス
黒バドとの攻め相性補完が良く、水ウーラオスの中でも動かしやすいと感じたパンチグローブウーラオスを採用しました。
(動かしやすいと感じた理由は個別紹介で)
ゴリランダー
黒バドと守りの相性補完が良く、地面テラス黒バドを強くする性能を持っていたチョッキゴリランダーを採用しました。
ハバタクカミ
コライドンに対して強く出ることができ、ここまでで重い、毒展開を止める襷電磁波挑発カミを採用しました。
パオジアン
ここまでで重いムゲンダイナやルギアにアドを取れる、かつ壁展開にも出していけるポケモンとして、溶けない氷持ちの剣舞瓦パオジアンを採用しました。
炎オーガポン
最後にザシアンや白バドをごまかせる、かつミミッキュに対して強い炎オーガポンを採用して構築が完成しました。
(元々この枠はキョジオーンだったが後述する理由により変更)
コンセプト
①黒バドを強く通す
②対応範囲を少し広げて動かしやすい状況を作る。
③テラスで主要禁伝に対してアドを取る
④プレイングで勝つ。
個別紹介
黒バドレックス
いつものパートナー。
最強の伝説枠。
メガネを持たせることによって、瞬間火力を上げることができ、そのまま3体倒せる性能まで引き上げることができる。
地面テラスの理由としては、
①黒バドが苦手とするポケモンが軒並み地面弱点であること。
②後述するゴリランダーがいることによってミライドンにもアドを取れる。
③電磁波(カミやカイリュー等)持ちに対してもアドを取れること。
一般的に、初手に電磁波警戒でテラスを切ることは強い動きではないとされているが黒バドの抜き性能を考えたときに、初手電磁波読みテラスはこちら側のアドになると思っている。
レギュGの対戦は特に1ターンの行動ミス、ディスアドが重い為、些細な透かしでも自分のアドになりやすい。
地面テラスが最強だと信じ続けて、結果をもう一回残したいという気持ちが強かったのでこのポケモンを信じ続けて本当に良かったです
ほとんど全ての対戦に出した頼れるパートナーでした。
ありがとう。
選出率1位
ハバタクカミ
伝説環境における最強の襷枠。
個人的にレギュGの襷枠はパオジアンよりカミ。
「相手は痺れて動けない!」
何回このカミに痺れた相手のダイナを見ただろうか。
もう覚えてない。
ステロ、毒びし展開が重かったので挑発を採用し、ワンチャンをものにできる電磁波を採用しました。
コライドンに対してテラスを切らせる性能が高く、電磁波をコライにいれることによって、裏の地テラ黒バドを動かしやすくなると考え、採用に至りました。
ダイナやルギア、テラパゴス等の積んでくる伝説に対してストッパーの役割を持てるのも良いと感じました。
実際、何回も痺れさせてくれて勝った試合はあったので悪魔のポケモンでした。
テラスはほとんど切らないけど、一応ゴースト技に強く出れるノーマル。
電磁波カミミラーだけはしょうもなかったです、、、、。
選出率4位
ゴリランダー
本構築における一般枠MVP。
最高の特殊受け兼メガネ黒バドサポーター。
調整意図
H 16n(フィールド回復最大効率)
A 11n
Dブッパ
余りBD
元々、S20からの続投でHヌメルゴンを使っていたが、ウーラオスが構築で重すぎるのと、Hヌメルゴンが足を引っ張っていると、カメレオン君に指摘され提案してくれたポケモン。(ガチで感謝)
地面テラス黒バドとの相性もよく、
特に対ミライ軸において、仮に初手自分黒バド、相手ミライドンの対面になったとする。
その時に、相手視点は選出画面を見ながらゴリラバックを読むのが普通なのでボルチェンor蜻蛉が選択されやすい。
(流星群よりも、ゴリラバックに対して蜻蛉orボルチェンでゴリラに有利なポケモンを出す動きの方が相手視点動きとしては強い為。)
そうなると、ボルチェンの採用率の方が高いので黒バドの地面テラスでキャッチできる。
このポケモンは地テラ黒バドを使う上での存在そのものが役に立っている。
もちろん実際に特殊受けをする際も強く、Sを下げるドラアタ、先制技のグラスラ、対面操作技の蜻蛉、この3つだけで正直完成されており、
ドラアタでSを下げる→蜻蛉で帰る→バドを上から通す→余った分をグラスラで倒す
この動きだけで充分強かった。
対ミライは地テラ黒バド+ゴリラ
対黒バドはゴリラ+後述するウーラオスで見る事を心がけた。
技の後1枠は悩んだが、空元気を採用した。
理由としては、
①鬼火黒バドが一定数いると感じた為。
②相手の対黒バドにおいて相手視点叩きを警戒しテラスが残っていたらテラスを切ってくるので叩きを採用して黒バドに打つよりもドラアタ2回打つ方が得である為。
大体の構築に入っているウーラオスや黒バドの苦手な赫月ガチグマにも強い点も優秀で、火力を優先して調整していたので殴り合い勝つ対面もあった。
テラスはアスビを透かせる、かつ空元気の威力が上がるノーマル。
貢献度ピカイチで感謝でした。
選出率3位
炎オーガポン
最終日調整
最終日前まで使っていた調整
ごまかしの鬼、アタッカーとサポーターどちらもできる万能ポケモン。
調整意図
最終日調整
Hブッパ
A 11n
S 最速ブリジュラス抜き
余りBD
それ以外の調整
S 準速カイリュー抜き
耐久欲しかったので残りHB
ミミッキュに強く、ザシアンや白バドにごまかしがきく。
元々、この枠は物理伝説を受けたかったので毒テラキョジを採用していたが、
変更した理由については、
①余りにもキョジが流行りすぎていたので、メタられると思った為。
②禁伝+(BIG6+αから5体)みたいな並びが多くなると予想したため一般枠に殴り勝てる一般枠が欲しかった為。
最初は、ザシアンや白バドに受け勝てるようにほぼ腕白HBで使っていたが、一定数いた最速頑丈パワフルハーブブリジュラスに黒バドと炎ポンが倒されまくったので、意地HASのような調整に変更した。(ミラコでバド死ぬ→メテビで炎ポンも死ぬ)
そもそも物理受けを用意して物理伝説を受けるという考えをするよりかは構築全体(3体)で勝てるように組む方が勝率が良くなることに気付いた。
特にコライドンなんかはスカーフ、鉢巻、ダイスでパワーも動きも違うので受けが成立するパターンが少ない。
炎ポンの話に戻るが、
ザシアン、白バドを重く見るならHBベース、殴る性能を求めるなら今期の最終日調整の方がいいと思う。
そこまで選出率が高かったわけではないがまずまずの活躍をしてくれた。
選出率同率5位
連撃ウーラオス
汎用性、選出しやすさを誇るポケモン。
調整意図
A特化
HB A特化パオジアンの電テラバ94%耐え、A特化カイリューのスケショ4発×2を91%耐え
黒バドとの攻撃の相性が良く、色んな構築に出せるのが偉すぎる。
(色んな構築に出せるというよりか色んな構築にパオジアンがいるから選出率がすごいことになっているだけ)
黒バドとの攻撃における相性が良い部分を一応言語化しておくと、
①黒バドのアスビ透かしのノマテラを切ったポケモンに対して格闘技が通る。
②黒バドの苦手な悪タイプに対して強い。
③地テラをバドで切った後に相手のウーラが出てきて、バドが倒されてもウーラミラーで殴り合いができる。
元々は持ち物を鉢巻で使っていたが、鉢巻ウーラの増加に伴うゴツメ持ちの増加を予測した為、ゴツメを触れない、かつ、使い慣れていて、ある程度の強さの火力を出せるパンチグローブに最終日前日で変更した。
テラスはアスビを透かすノーマル。
対黒バドをゴリラと一緒に見るのでノーマルにした。
まぁまぁテラスをきる機会が多かったので結果的に黒バドに厚くしたのは正解だった。
技に関しては、ほんとは空元気を入れたかったが、流石にカイリューへの打点が欲しいのでこの形にした。
あらゆる構築に投げた頼れる存在でした。
選出率2位
パオジアン
調整意図
A 11n
S 最速110族抜き
HB 特化水ウーラオスのテラス水流連打確定耐え、特化カイリューのテラス神速を92.6%で2耐え
壁展開、ダイナやルギアに対抗する上振れ兵器。
命の珠にせずに溶けない氷にすることによって、HPを減らさずに剣舞+氷技で相手を倒す(怯み込み)。
そもそも対壁展開以外に瓦割りを打たないので、わざわざ珠にする理由がない。
元々は礫ではなく不意だったが、不意打ち択が苦手すぎて礫にしたから溶けない氷になったのもある。(これは自分の問題すぎる)
テラスは地面。
理由としては、壁ロンゲ+ミライのような構築に対して初手から投げる上で初手ミライ、ロンゲどちらから入ってきてもアドをとれるようにする為。
1怯みで相手の世界を終わらせることのできる凶悪ポケモン。
受けよりの伝説に対してめっぽう強く、前述した襷カミと合わせて選出することによって、麻痺確率+氷柱落とし怯み確率で運の上振れ率を上げて倒す事を意識した組み方をした。
このやり方は零度を振り回すよりか確率が高く効率的であると考えている。
なので零度パオと電磁波+氷柱を一緒にしないでくれたら嬉しい。
個人的には、剣舞パオはレギュGにおける最強ポケモンの1つだと思っていたこととレギュFからパオジアン自体をずっと使ってきたのでレギュHで使えなくなる前に結果を残せて本当に嬉しい。
選出率自体は低いが試合は全て活躍してくれた。
選出率同率5位
選出について
対コライドン軸
カミ+バド+炎ポン
対ミライドン軸
ロンゲ入り
パオ+ゴリラ+バドorウーラ
ロンゲ無し
バド+ゴリラ+ウーラ
対黒バド軸
ロンゲ入り
パオ+ゴリラ+バドorウーラ
ロンゲ無し
バド+ゴリラ+ウーラ
対ザシアン軸
黒バド+炎ポン+ウーラ
対ホウオウ受け構築
炎ポン+バド+ウーラorパオ
対ムゲンダイナ受け構築
カミ+バド+パオ
対白バド軸
炎ポン+ウーラorパオ+バド
対カイオーガ軸
バドorカミ+ゴリラ+ウーラ
対テラパゴス軸
カミ+ウーラor炎ポンorパオ+バド
その他
ミミッキュ入り、ガッサ入りには炎ポンを出す。
メタモン入りにはバドを出さない選択。
重いポケモン
·平気で眼鏡アスビを耐えてくるオーガポン
叩きで秒で死んでいく
構築的にアスビで倒すかオーガポンミラーで勝つしかない。
·トドロクツキ
無理です。
·メタモン
黒バドを選出しにくいorできない時点でパワー落ちるのでやめてほしい。
あとなんか忘れてるポケモンいたら追記します。
レギュG環境における奇襲性能(メタ)の優秀さ及び噛み合い要素を下げる事への関係性(レギュG感想)
皆様、レギュGお疲れ様でした。
クソ環境だ、噛み合い要素、運要素多すぎるというツイートを見かける回数がかなり多かったレギュレーションだったかなと思います。
そんな方たちに伝えたくないけど伝えたい考え方の部分を話します。
まず、前提としてポケモン対戦そのものに運要素は付き物なのでそこは仕方なく受け入れましょう。
レギュG、特にS19の時からずっとしている考え方ですが、相手の行動原理ないし、何をしてくるかを読む上で必要な、相手の対戦心理を想定した上で構築を組む事が勝率に繋がると思っています。
では、その心理や原理を利用する場合の構築としては、その原理や心理の裏をつくテラスで"奇襲"(見えない隠れたメタ)を仕掛ける戦法が1番適していると感じました。
また、この戦法を使っていくと、噛み合いが生じる盤面·状況が幾分と減らせることに気づきました。
噛み合いが減る理由としては、ケアできない範囲の事を相手視点やられているのでこちら側が数的有利を取れる、相手が2体目以降で強気なプレイングを通したとしても勝率的に言えばこちら側が有利なのは変わっていないことですね。
そもそも、噛み合いがどういう場合に生じるかと言うと、引きor突っ張る選択、テラス切る切らない選択から来る自分、そして相手の技選択が主だと思うんですが、
じゃあそういうのが起こりにくくするために、初手からアドを取りに行こうよっていう話でした。
この考え方がレギュG環境の全てだとは全く思っていませんが、参考にしてほしい程度に述べさせていただきました。
レギュGは一旦終わりますが、1月からまた来るので来年やる方はぜひ参考にてほしいです。
終わりに
改めて、4ヶ月間のレギュGお疲れ様でした。
僕個人の事を語らせていただくと、S19 R2006 S21 R2061
ってことで、レギュFまで万年4桁後半だったところから大きく成長できたシーズンだったのでかなり良かったレギュレーションだったなと思います。
色んな人達の支えがあり、今期も萎えた時もあったけど諦めずに頑張った甲斐あったなと素直に思えました。
感謝です。
ですが!
レギュHは僕たちを待っている。
蒼炎も今月あるので、9月2日から考察を重ねて、レギュHでも結果を残したいと思います。
また、気になったこととか質問とかシンプルに仲良くなりたいとかあればXのDMにてお声掛けください!
X @poke_kerom
Special Thanks
朝から長文の構築相談やメモを送りつけてもしっかり一緒に考えてくれたカメレオン君
まじでありがとう、少しは追いつけたはず
応援と励まし、そしていつも楽しい時間を過ごさせてくれてる
リバティーガーデン鯖のみんな
ありがとう〜!!